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time_t型は、システム時刻を保存するために標準Cライブラリが定義しているデータ型である。この値は標準のtime()ライブラリ関数によって得られる。このデータ型は、標準のtime.hヘッダファイルでtypedefによって定義されている。ISO Cでは、time_t を、数値型と定義しているが、データ型・値の範囲・周期や、エンコーディング方法は定義していない。また、時刻の値に対する算術演算の動作は定義していない。 UNIXとPOSIX互換システムでは、UNIX時間(1970年1月1日 UTC(協定世界時)0時00分00秒からの秒数)を表す符号付の整数(通常は32または64ビット)でtime_t 型を実装している(閏秒は数えない)。いくつかのシステムでは、負の時刻値をサポートするが、サポートしないシステムもある。2038年問題のために、32ビットのtime_tは非難されている〔The Year 2038 problem , Roger M. Wilcox. Retrieved on 2008年5月19日.〕。 そのため、最近のシステムには、time_tを64ビットの整数型として定義しているものが多いが、古いシステムではそうでないものもあるので注意が必要である。 ISO Cでは、time()関数だけでなく、システム時刻time_t の値をカレンダー時刻に変換したり、逆の変換を行う関数を定義している。 ==利用例 == 以下のC言語のコードは現在時刻を取得し、文字列に整形し、標準出力へ出力する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Time t」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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